2015年3月13日星期五

FF14 ギル 迅速な動きで敵を翻弄できるが

FF14 RMT
OBT目前「VANITY of VANITIES」フェーズ1テストレポート。まずは門派の違いと戦闘方式を理解しよう
シーアンドシーメディアは,自社が運営する新作MMORPG「VANITY of VANITIES」(以下VoV)において,事実上のクローズドβテストとなるフェーズ1テストを行い,さらにオープンβテストに相当するフェーズ2テストを2014年6月20日から実施する。 本作は「パーフェクトワールド」や「LEGEND of CHUSEN」などを手がけた中国のデベロッパ Perfect Worldが開発したタイトルで,金庸氏の武侠小説「秘曲 笑傲江湖」の世界観を再現しているのが特徴だ。義理堅く武術に長けた登場人物達が織り成す,スピーディな物語展開と痛快なアクションシーンは作中でも随所に盛り込まれており,一つのエンターテインメント作品としてプレイヤーを大いに楽しませてくれる。 今回は,フェーズ1テストに参加したときのプレイフィールをもとに,VoVの基本システムとゲームの魅力について紹介していきたい。最新ゲームエンジンによる美しいグラフィックス  ただし,本作は東洋系の世界観を採用していることもあって,普段西洋系のファンタジーゲームをプレイしている人には馴染みにくい用語が頻出し,ちょっと分かりにくいと感じてしまう人もいるかもしれない。登場時に逐次説明していくが,最初に西洋系ファンタジーRPGだとどのような用語に対応するのかを軽くまとめておくので参考にしてほしい。門派 クラス気血 HP内力 MP絶技 スキル武学 スキルセット,スタンス?外功 Meleeダメージ内功 魔法,魔力軽功 アクロバット?原作とはかなり違うが,序盤のクエストで独狐九剣を会得する オーソドックスなMMORPGの中に,武術モノらしい演出が随所に見られる プレイを始めて最初に行うのはキャラクター作成だ。キャラ作成の概要については,こちらで公開しているので割愛するが,男女ともかなり細かい設定が行える。なお,いわゆるクラスに相当する“門派”の選択は,メインクエストの物語を進めていって,レベル5に達するあたりで行われる(詳細は後述)。 ゲームの流れは,クエストを受け,それをクリアすると新しいクエストが出現するというオーソドックスな形になっていてとても分かりやすい。オーソドックスなクエスト主体の構成。自動移動機能を使うと楽々  クエストの目的となるNPCや敵の位置は,画面上に表示されている名前をクリックするとオートで移動してくれるため,途中で迷うことはまずないだろう。クエスト中にギミック的な要素もあったりするのだが,オートが便利すぎて,ギミックの意義が半減しているのは少々気にはなったが。マップ内にはさまざまなギミックも用意されている  また,オートに頼らない移動方法も多彩に用意されており,騎乗動物に乗って移動したり,スタミナを消費するものの,走る/二段ジャンプ/空中ダッシュで超人的な動きをしたりすることも可能だ。物語中に,建物の屋根の上を超人的な身体能力で移動するといった演出もあり,軽功を駆使する“武侠らしさ”も垣間見れる。 ダッシュ クエスト中にはさまざまな軽功が登場する場面がある 空中ダッシュ VoVは,基本的にはクエストを達成していくことで,自然とレベルが上がっていくタイプのゲームだ。ただし,バランスは変更になる可能性もあるが,フェーズ1テストではレベル30くらいからクエスト以外のコンテンツで経験値を稼ぐ必要があった。 普通のゲームだと,このあたりでネタ切れ感が出てきて,同じ場所で狩り続けたりしなければならないことが多いのだが,本作ではクエスト以外のレベルアップコンテンツが豊富で,より良い武具の入手も兼ねて各種コンテンツに挑戦できるため,飽きずに継続してプレイできる仕様となっている。豊富なコンテンツ  その中でもとくに注目すべきコンテンツは,インスタンスフィールド内でミッションを達成していく「活劇」だ。竹林の細い道を歩いていくと,周りから無頼漢が出てくるなど,功夫映画のような演出にワクワクできる仕上りになっている。活劇の模様 3種類の操作形態が用意されたバトルスタイル VoVでは,3種類の操作モードが存在し,自分に合った操作形態を設定できる。 マウスで目的地の地面をクリックして移動し,キー操作で攻撃を行う「基本型」は,古くからある操作形態なので誰でも違和感なくプレイできるだろう。「伝統3D型」は,W/A/S/Dキーで精密な移動が可能で,敵をクリックしてターゲットした敵を攻撃する。個人的にオススメするのが「TPS型」で,W/A/S/Dキーで移動し,ノンターゲットで攻撃を発動できるのが特徴だ。基本型 伝統3D型 TPS型  また,基本攻撃や絶技(スキル)の連続使用の設定を,それぞれ循環/手動/自動から選ぶこともできるため,設定によっては自動で敵を攻撃することも可能となる。伝統3D型で自動攻撃に設定すれば,敵をクリックしただけであとは自動で撃破するまで戦ってくれるといった具合だ。 これらはゲーム中にいつでも切り替えられるので,ザコ敵を数多く倒して経験値を稼ぐときは伝統3D型,強敵とシビアな戦いを行うときはTPS型にするといった使い方もできる。  どの操作形態を使うかでバトルの性質は多少異なってくるが,基本攻撃を中心としながら,絶技を織り交ぜつつ戦うという基本的な部分は変わらない。門派によって,基本攻撃の性質や習得できる絶技が違うため,得意な間合いを考えて戦うのがコツだろうか。 VoVでは,複数の敵が一斉に襲い掛かってくるようなシチュエーションが多く,一人対多数の戦いを想定して準備しておく必要がある。“気血(HP)”と絶技の使用に必要な“内力(MP)”の残量に常に気を配っておこう。 なお,気血や内力は,一部の回復系絶技と消費系アイテムのほかに,右クリック長押しで「集中」することでも回復できる。集中している間は,気血と内力のどちらも少しずつ回復できるが,完全に無防備な状態となる。戦闘中に使うこともできるが,敵が強くなってくると回復量よりダメージが上回るので,基本的には安全な場所で使いたい。各門派を実際に試してみた。その特徴は? 本作では,門派ごとに使用できる絶技が異なり,それぞれ複数の絶技を組み合わせることで独特な戦闘スタイルが出来上がっている。しかし,門派の名前から,その特徴を読み取るのは困難なため,門派選択の場面で悩んでしまう人もいるだろう。そこで,各門派の初期絶技の特徴をそれぞれプレイフィールを交えつつ解説しておきたい。  ゲーム内の門派には正邪合わせて10種類が存在する。正派:少林寺,武当派,華山派,恒山派,衡山派邪派:日月神教,五仙教,逍遙派,唐門派,峨眉派 以下では公式サイトでも使われている略称で表記するが,正派か邪派かについては,とりあえず気にしなくてもよいようだ。基本的には,原作に名前の出てきた門派が中心だが,一部,原作に出てきてもプレイヤーが選択できないものがあったり,金庸のほかの小説に登場する門派が取り入れられていたりする。 各門派とも,それぞれ得意とする武器があり,それによる通常攻撃と範囲攻撃を有する。初期絶技とともに使い勝手を見ていこう。●少林(しょうりん)門派特性:外功,土系増強秘伝の武器:禅棍 男性キャラ限定の門派。内力を消費しない絶技「大蟒翻身」は,周囲に棍を振り回して自身の周囲にダメージを与える。通常攻撃 範囲攻撃  初期絶技「仏光善照」は,少林秘術で自身を強化できるbuffスキルとなっており,一度使用すれば効果は10分ほど継続するため,常時使用して戦いたい。範囲内の敵を驚かせて外功攻撃力を低下させる「獅子咆哮」を,戦闘開始時に使用してから戦うと効果的だ。 仏光善照 獅子咆哮 気血値を少量回復し,同時に自身の外功防御力を増加させる「金鐘護体」も使いやすく,直接攻撃系の絶技がなくとも十分に戦っていけるだけの戦力を有する。その絶技構成から,パーティでは盾役として最前線で戦うことができるだろう。金鐘護体 ●武当(ぶとう)門派特色:内功,氷系増強秘伝の武器:重剣 基本攻撃,基本の範囲攻撃共に完全に近接向けだが,全体的にクセがなくて使いやすい。通常攻撃(左)と範囲攻撃(右)  自身の氷系ダメージを増加させるbuffスキル「寒氷剣気」を使いつつ戦いたいが,直接攻撃タイプの初期絶技は重剣を振るう「野馬分鬣」しかないため,レベルが低いうちはそれほど高い効果は発揮できないかもしれない。寒氷剣気 野馬分鬣  もう一つの初期絶技「真元護体」は,周囲の仲間にも効果が出る回復スキルで,防御力がアップする効果も兼ね備えている。与ダメージの面ではやや爆発力に欠けるが,攻防のバランスがよい門派といえる。真元護体 ●華山(かざん)門派特色:外功,氷/土系増強秘伝の武器:単剣 物語冒頭から登場する令狐 冲(れいこちゅう)が所属することで知られる門派。初期絶技はすべて単剣を使った直接攻撃系のアクティブスキルとなっていることから,攻撃に特化した門派であるといえるだろう。 なお,内功を消費しない範囲攻撃「連環斬」は,全方位ではなく自分から見て前方の敵にしかヒットしないことを覚えておこう。通常攻撃(左)と範囲攻撃(右)  初期絶技の中で最も使用頻度が高い「決闘印」は,相手の外功防御力を低下させる効果があり,重ね掛けすることも可能だ。フルで重ねると効果が消えてしまうが,その代わりに自身の会心値を最大まで増やせる。決闘印  「疾風突進」は,その名のとおり,ターゲットまで突進していって攻撃を与えるスキルになっており,ヒットした相手を鈍足状態にできという利点を持つ。そして,敵をまとめて撃破したいときは「狂気剣決」を使うといい。クールタイムがやや長いが,前方直線上の敵すべてにダメージを与えられる。 疾風突進 狂気剣決●恒山(こうざん)門派特色:内功,火系増強秘伝の武器:双剣 双剣から繰り出される通常攻撃は,常時剣気を出すことができるため,遠距離攻撃が可能で,正面の敵をなぎ払う範囲攻撃「秋風落葉」は隙が少なく使いやすい。通常攻撃(左)と範囲攻撃(右)  初期絶技は,補助系として火系ダメージを増加させるbuffスキル「焔陽気決」と,気血を回復できる「慈雲信言」の二つが用意されている。慈雲信言は単体用だが,瞬時回復後も継続的に少量回復し続けるのが特徴だ。持続回復効果は3回まで重ね掛けできるので,定期的に使用すれば粘り強く戦うことができるものの,発動までに時間が掛かるのが難点といえる。 焔陽気決 慈雲信言 直接攻撃系のアクティブスキル「通筋化骨」は,攻撃すると同時に最大3回までダメージを無効化できる高性能なスキルだが,クールタイムが30秒と長いため,ボスの強力な攻撃に合わせるなど,場面を選んで使いたい。通筋化骨  なお,上位の武学では敵の攻撃を受け止めて反撃できる当身も習得することも可能で,防御から攻撃へと転ずることに長けた門派といえる。●衡山(こうざん)門派特色:外功,毒系増強秘伝の武器:蔵剣 門徒は皆音律に精通し,長短剣を琴の中に隠し持つという(初期装備は傘の形だが)。迅速な動きで敵を翻弄できるが,内功を消費しない範囲攻撃「幻影撃」は,巻き込む範囲がやや狭い。通常攻撃(左)と範囲攻撃(右)  初期絶技は,毒系ダメージを増加させる「飛霊八方」を使いつつ,斬りつけた相手を中毒状態にして持続的にダメージを与える「玄冥気決」を使っていくのが基本だろうか。 飛霊八方 玄冥気決 もう一つの初期絶技「驚鴻絶影」は,瞬時に敵の前まで移動して攻撃を加えるアクティブスキルだ。素早い立ち回りで近接戦闘を有利に進められることができ,周囲の敵複数にランダムで連続的に打撃を繰り出す追加絶技「風巻残雲」を使えるようになると一気に戦闘能力がアップする。驚鴻絶影 ●日月(じつげつ)門派特色:外功,毒/火系増強秘伝の武器:鎖刃 東方不敗を教主とする日月神教は,鎖の付いた刃を両手に持って戦う。通常攻撃(左)と範囲攻撃(右)  「通天集気」というbuffスキルは,外功攻撃力を増加させると同時に,攻撃時一定量の気血を吸収できるという優秀な絶技だ。通常攻撃と範囲攻撃は平凡な性能ではあるが,この通天集気の効果によって粘り強く戦っていける門派になっている。通天集気  ほかの初期絶技は,直接攻撃系のアクティブスキルが二つ。「索命連環」は,遠くの敵にダメージを与えるだけでなく,手元まで引き寄せる。効果が単体となっているので,目的の敵を一体だけ引き寄せられることから,アクティブな敵が多いエリアで重宝するだろう。索命連環  「血影狂刀」は,複数のターゲットにダメージを与えられる範囲攻撃スキルで,流血効果によって持続的なダメージも見込める。血影狂刀  敵にダメージを与えることで気血を回復できる点が日月の一番の特徴で,追加絶技の「不動明王」は,味方にもその効果を付与させることが可能となる。●五仙(ごせん)門派特色:内功,氷/火/毒/土増強秘伝の武器:鞭索 教衆はすべて妖艶な女達であることで知られ,女性キャラのみが入れる門派。基本攻撃である招式は毒虫を放つことで遠距離攻撃が可能となっている。内力を消費しない絶技「烈風鞭」も基本攻撃同様に比較的遠くまで届く範囲攻撃になってるので,先制攻撃に使う場合は誤爆に注意しよう。通常攻撃(左)と範囲攻撃(右)  初期絶技は敵を中毒状態にして継続ダメージを与える「碧麟毒蠱」と,毒系ダメージを増加させるbuffスキル「荊棘護甲」がある。 碧麟毒蠱 荊棘護甲 もう一つの「騰蛇起霧」は,ターゲットの敵に向かって急接近して攻撃したあと,敵をノックバックさせるスキルだ。ノックバック中の敵は攻撃ができない状態となり,招式や絶技で追撃することも可能だ。騰蛇起霧 FF14 ギル ●逍遙(しょうよう)門派特色:内功,氷/火系増強秘伝の武器:祈扇 近くは掌,遠くは扇を使って遠近両方の攻撃ができる門派。基本攻撃の招式,内力を消費しない絶技「融氷撃」共に遠距離攻撃。融氷撃は範囲攻撃であるが,ターゲットに向けてピンポイントに攻撃をするため,移動する敵に対しては外れてしまうことも。通常攻撃(左)と範囲攻撃(右)  初期絶技は,内功攻撃力がアップするbuffスキル「氷心気决」を使いつつ,アクティブ攻撃スキルの「天狼渉水」でダメージを与えていくのが基本だ。天狼渉水は前方直線範囲の敵を攻撃できるスキルだが,射程が長く,予想外に多くの敵を巻き込んでしまうこともあるので注意して使うべきだろう。 氷心気决 天狼渉水 周囲の味方の気血を回復させる「歩歩生連」は,移動しながら使用できるが,舞踏により無防備な状態になってしまうため,危険を感じたら武器防御を使うなどして中断するとよい。 初期スキルから範囲回復ができることから,ヒーラーと見なされがちだが,攻撃力も低いわけではなく,マルチな活躍が期待できる。歩歩生連 ●唐門(とうもん)門派特色:外功,土/火系増強秘伝の武器:拳銃 遠隔攻撃に特化した門派で,二丁拳銃と大砲による高速かつ正確無比な射撃を主体にしつつ,暗器と罠を併用したトリッキーな攻めが持ち味だ。通常攻撃(左)と範囲攻撃(右) FF14 育成代行  敵に接近を許しても攻撃が行えないわけではないが,防御面に不安があるので,分身を残したまま後方へと退避できる「捕風捉影」をうまく使って戦いたい。分身が消失したあとは,敵を鈍足状態にできる砂塵罠が発動するので,遠距離まで届く通常攻撃や,内力を消費しない範囲攻撃「連珠弾」で追撃しよう。連珠弾  ほかの初期絶技は,土系ダメージを増加させるbuffスキル「砂塵飛揚」と罠系スキルの「飛蟥毒鏢」。この絶技は射程が長くターゲットの足元に設置できるが,鈍足効果はないため素通りされてしまうことも多い。ダメージを期待するなら,接近された敵に使ったほうが効果が高そうだ。 砂塵飛揚 飛蟥毒鏢●峨眉(がび)門派特色:内功,火/毒系増強秘伝の武器:古杖 気功波を放つ通常攻撃,内力を消費しない範囲攻撃「赤砂掌」共に遠距離攻撃で,敵に接近される前にある程度ダメージを与えてから接近戦に挑むスタイルで戦う。通常攻撃(左)と範囲攻撃(右)  初期絶技は直接攻撃系のものが二つ。ダメージを与えて,さらに内功攻撃力と防御力を低下させる「北斗指穴」と,範囲はやや狭いが全方位の敵を巻き込める「炎獄封穴」だが,どちらも通常攻撃と赤砂掌より範囲が狭いため,通常攻撃で先制して近づかれたら絶技を使う戦い方にメインになりそうだ。 北斗指穴 炎獄封穴 また,味方の気血を回復できる「凝神帰元」という絶技もあるので,パーティのサポート役としても活躍できる。凝神帰元  なお,上記の絶技名は現時点のものから変更になる可能性があることにはご注意を。また,ここでは,あくまで初期絶技の使い勝手から導き出した特徴を記しているので,その点はご容赦願いたい。物語を進めていくとレベル20とレベル40で新しい「武学」を学ぶことができるが,そこで戦い方に変化が生じる可能性は大きい。新しい武学を取得  ちなみに,新しい武学では,単純に強力な絶技を覚えるということもあるが,引っ張ったりノックバックさせたりといった敵を動かす絶技をうまく組み合わせることで,効果的かつ見栄えのするバトルを行えるので,戦いは俄然楽しくなる。 ただし,武学の切り替えはショートカットキーですぐに行えるのだが,頻繁に切り替えていると,全絶技が使用直後のクールタイム状態になってしまうので気をつけよう。 また,同じ武学内の絶技は「コンボ」として順番を登録できてワンキーで発動できるが,クールタイムが発生している絶技があるとコンボが途切れてしまうことにも注意してもらいたい。 ある程度のプレイをしてからが,本領を発揮できるゲーム  とっつきやすいオーソドックスMMORPGのシステムの中に,圧倒的なボリュームのサブコンテンツが詰め込まれた本作。アップデートという形で各種コンテンツを小出しにしていく方法論もある中,最初から思いつく限りの要素が入っていて,それがレベル帯によって少しずつ開放されていき,レベルが上がるほどに,新しい楽しみが見出せる仕組みになっているのが嬉しい。 とくにバトル面でそれは顕著で,レベル20とレベル40で門派内で新しい武学を習得してからは,武学を切り替えつつ,適切な絶技を選択して戦うことで飛躍的に楽しくなっていく。そういった意味でも,プレイを始めてすぐではなく,ある程度キャラクターが育ってから「面白さの本領」が発揮されるタイトルだといえるだろう。 最終的には,他門派に入門して,現在の門派をベースに複数の門派の絶技を組み合わせた,自分だけの戦闘スタイルを確立することが目標となる。あらゆる技を会得して江湖最強を目指すのだ。 ただ,ゲーム序盤の進行は人を選ぶというか,武侠テイストを前面に押し出したタイトルだけに,冒頭でも述べたように,物語の背景とか難解な用語につまずく人も出てくるかもしれない。武侠小説を愛読している人には何の問題もないのかもしれないが,そうでない人に向けたフォローアップは必要不可欠だろう。フェーズ1テストでは,翻訳が完璧ではなかったのも関係して,そのあたりに少し不安を感じた。ゲームに慣れるまで導線はしっかりと確立してほしいところだ。  物語冒頭から登場する剣の達人・令狐 FF14 RMT 冲や,東方不敗,任 盈盈など,人気の高い登場人物達が盛り上げる物語も,本作の魅力の一つだ。しかし,武侠小説に馴染みがない人は,あまり武侠モノと意識せずに気楽にプレイしてみてほしい。派手な演出も多く,普通にプレイをしていくうちに自然と登場人物達のことも少しずつ覚えられ,気がつくと立派な武侠ファンになっている……かもしれない。「VANITY of VANITIES」公式サイト

没有评论:

发表评论